WOWOWで放送された NODA・MAP『Q』:A Night At The Kabuki を観ました。
3年ほど前に劇場に観に行きました。
ベースがロミオとジュリエットなのに平家物語だったりシベリア抑留だったりと目まぐるしい。
席が二階だったので俯瞰で観ることができて、それはそれでよかったのですが、TVだと演者さんの表情やほとばしる汗が近くに観ることができて、また違った印象でした。
生き延びたロミオとジュリエットは、戦争に引き裂かれます。
戦争が終わった日に、戦争が終わるとは限らない。
戦争は終わったはずなのに、愛する人は帰ってこない。
ずっと、ずっと、待ち続ける。
終戦から77年の時が経ちました。
確かに怪我は治ります。
でも、傷跡が残り癒えたはずなのに痛みは感じる。
終わったけれど、終わらない。
だから、始めないようにするしかないのです。