五十七候
金盞香
きんせんかさく
水仙の花が咲きはじめる頃。
金盞花ではなく水仙の事だそうです。
なんでやねん(笑)
ぜんぜん違う花なのに。
この2つの花はギリシャ神話にも登場します。
自分を愛し、その愛故にやせ細り死んでしまったナルキッソスの後に咲いた花。
金盞花はアポロンとクリムノンの仲を妬んだ神がアポロンを閉じ込め、姿を見られなくなった悲しみで痩せ衰えて死んでしまったクリムノンを愛の証に金盞花に変えたのだそう。
ギリシャ神話ではよく花に変えられてますから不思議では無いのかな。
でも、古代中国からもたらされた七十二候に出てくる花がギリシャ神話にも登場するって、浪漫を感じてしまいます。
お茶目なナルキッソスさんが登場します。
ポジティブでブレてなくてステキ。
これくらい自己肯定感があると気持ちいいです。
こちらには水仙を水と花の仙女の化身としてます。
昔々から、水仙は美しい花であった事は間違い無いようです。
人生を狂わす程の美しさ、この世ならざるものの美しさを水仙から感じとったのかもしれません。