風日晴和

毎日楽しく忙しく

ふるさとを遠く離れて

18歳で地元を離れて、もうほにゃほにゃ年になります(笑)

 

なので、地元の慣習とか伝統的な行事は今でも続いているかは定かでは無いですが、子どもの頃に体験して、上京して『え?うちの地元だけだったの??』なことがありました。

 

 

そのひとつが『提灯とぼし』

お盆の頃にお地蔵様の周りに提灯を飾り付け、浴衣を着た子供たちがお菓子や花火を貰う。お祭りというにはささやかな催し。

夜出歩いちゃいけないのに、この日は許されていた非日常。

特徴的なのが、この時に配られるお菓子や花火の購入は子どもたち(高学年)が集金してたこと。

大人が開催するイベントではなく、子どもたちが主体でした。

お地蔵さまは子どもが好きだからね、微笑ましく見守ってくださっていたことでしょう。

うちの兄が近所に住む同級生や年下の男の子を連れて集金しに自分ちに来てたのを覚えてます。そういえば、わたしは参加してないな。女の子だったから?この当時の田舎ってそいうとこあったもんな。

 

現在もやっているか定かでは無いのですが、そのお地蔵さまは今も変わらず地元の子供たちを見守ってくれているそうです。

帰省するとお参りに行くのですが、すごく美しいお地蔵様です。

 

 

もう一つが、

 

その家の長男(跡取り)の成人のお祝いに履物を地域の人が贈る。と、いうもの。

履物は靴でも下駄でも雪駄でも何でもいいらしい。

だいたい成人式にはスーツなのでそれ用の革靴が多いらしいんだけど、うちの兄ちゃんは和服で出席したので下駄を貰ってたのを覚えてる。

口の悪い父は『あいつはちびだで下駄で背、高く見せようとしとる』と言ってました。困ったもんだ。

ちなみに、女子にはありません。

田舎ってさぁ、そういうとこだぞ。別に履物が欲しいわけじゃないけどさ(わたしは跡取りじゃないのでどっちにしろその権利はないけどさ)

多分、こちらの慣習も無くなっていることでしょう。

 

 

提灯とぼしは同じようなイベントがあちこちで残っていると思うけれど、跡取りに履物を贈るのはほかの地域でもやっているのかなぁ??

 

 

 

 

 

 

今週のお題「これって私の地元だけですか」