〇小寒〇
●雉始雊●
きじ はじめて なく
雉がめすの雉を求めて鳴く
デイジーは雉ではありません
雉たちの恋の季節が始まりました。
寒かろうに。
旦那さんの方の甥っ子も姪っ子も、わたしの方の甥っ子もいつの間にやら成人になっていて、特にお祝いらしいお祝いをしないまま過ぎてしまいました。
旦那さんの甥っ子姪っ子は社会人になり、お仕事を頑張っている。
うちの甥っ子はまだ、もう少し学生さん。
そんなに交流が無いからかもしれないけれど、甥っ子たちの浮いた話をとんと聞かない。
今時はそんなもんかもしれないけど、彼らの年齢の時はわたしはもう結婚してたからなー。
早ければいいってもんじゃないし、結婚ばかりが正解じゃないのもわかっている。
なんかね、鳴きもしないのに相手が見つかる訳ないんだから、ちゃんと声が枯れるまで鳴くことも必要だと思うのよ。
でも、なんかさ、鳴くことすら面倒くさがっているようで、ちょっと淋しい。
面倒くさいのを乗り越えるのも、なかなか楽しいんだと思うんだけど。
いや、わかってます。
時代も、考え方も、変わっているんだから、彼らには彼らの人生の選択があるって。
だから、本人たちには絶対に言いません。親でも無いのに。今では親も言っちゃダメなのか。
ただちょっとね、季節が来たらちゃんと相手を求めて鳴く雉の方が動物として正しい姿なんだろうなーって、ただね、ちょっとね、思っただけです。