風日晴和

毎日楽しく忙しく

立夏 蚯蚓出 みみず いづる

立夏    
 蚯蚓出 みみず いづる

みみずが姿を見せ始める。

 

相変わらず、実家の庭の草刈りをしています。

春になって急にやる気になる名前も知らない植物たち。

エイヤエイヤと引っこ抜きながら『ああ、もしも君たちがすごく美味しかったり可愛い花を咲かせたり、煎じたら体に良かったりしたらこんな風に粗末に扱われないのにね、生きているだけで優勝とか存在が尊いなんて夢物語なんだよ、でも、それは人の世も同じなんだ、ごめん』とネガティブなことを思ってしまう。

自分自身が名前も知らない植物たち側の人間だからなんだろうけれど、それでも、草刈はするし、引っこ抜きます(笑)

 

こんな風に人力で除草しているのは、普段からお庭のお手入れが万全なお宅くらいでほとんどの家では除草剤を撒いているのに驚きました。

そのあと、その枯れた草をすき込んで肥料代わりにしている…。

うちの父親も除草剤を撒きたくて準備万端ですが、休みの日に雨が降ったり自分の気が乗らなかったりで出遅れています。

そんな父を横目に草を引っこ抜いて回るわたし(笑)

人力です。

終わりません。

 

いろんな種類の草を引っこ抜いて知ったことがあります。

それは、草によって根の張り方違うということ。

ツルっと根っこだけが抜ける草もあれば、茎の部分が柔らかくブチっと切れちゃう草もある(根っこが残るから生存しやすいのか?)

この辺りの草はいいんだ、困るのが根を張らせた土ごと抜ける草!

いつも夢中になって草刈りをしているので写真を撮ってないんですが、その草は根元から引っこ抜けば簡単に抜けるんですが、置き土産に土も連れてくる。

その為、その草が生えていた部分に直径3~5センチくらい深さ2センチの穴が開く。

裏庭は穴ぼこだらけでも平気だけど、前庭は母が転んでしまうといけないので、抜けずにいる。

そういう戦略なんだろうか…。

ただ、簡単に引っこ抜けるので楽しくて(笑)

ツルっと根っこだけ抜ける草や意地でも根っこだけ残そうとする草では見られない土の中が観ることができます。

今のところ、高確率でミミズに遭遇します。

他の虫と違ってミミズさんは慌てて逃げるってことがない、そのままにしておくと干からびてしまう懸念があるので根っこがホールドしている土をほぐして軽く穴埋めをします。

 

裏庭はずーっと放置されていた土地。

でも、いつかきれいに整備してお花畑を作りたい。

だから除草剤も撒かずに頑張っている。

土の下ではミミズさんが頑張ってくれている。

ありがとう、ミミズさん。

わたしも君たちに迷惑をかけないように草むしり、頑張ります(笑)