風日晴和

毎日楽しく忙しく

そんな年齢ですよねって話です。

先日、ハウスメーカーさんと新居の打ち合わせがありました。

 

農地転用許可申請がなかなかうまくいかず、時間がかかりましたがなんとか事前審査は通過してあとは偉い人のハンコを貰うだけのようです。

これに関しては、リアルタイムだとあまりにも生々しいのでいつか『こんなことがあったんだよ~!』というご報告をしたいと思います。

 

旦那さんが突然実家の土地に家を建てようと言い始めてから3年ほどの月日が流れました。

その当時から通っていた住宅展示場、その1回目から必ず顔を出していたハウスメーカーさんがありました。いろいろ比較検討した結果、そのメーカーさんにお願いすることにしたのは去年の今頃。

 

検討当時からずっと担当だったKさんは、同年代の男性で、優しい口調と穏やかな佇まいの品のいい方でした。

穏やかな佇まいとは裏腹に、車は真っ赤のスポーツカーってのもギャップ萌え(笑)

そして、フットワークも軽くて、レスポンスも早い。

 

このハウスメーカーに決めたのは、この人だからというのもありました。

 

なのに、Kさん、今月で退職することになったそうです。

理由は、ご両親の介護のため。

 

この年齢になってくると、両親と一緒にいられる時間のカウントダウンが始まっているのがわかります。

Kさんは、仕事よりもご両親と一緒にいられる時間を選んだんだな。

そう思える親の元で育ったKさんは幸せ者だと思う。

一緒にお家を作っていけないのは残念だけど。

Kさんの人生を悔いのないように生きる方が大事だものね。

 

打ち合わせとご挨拶が終わり、帰り際、『Kさん、うちが建ったら必ず見に来てくださいね』とお伝えした。

Kさんは『ぜひ!お伺いします』と穏やかにほほ笑んだ。

 

自分の手掛けた仕事だもの、最後まで担当したかっただろう…。

でも、あ~あ。

そういう年齢だものね、お互いに。