こんな本読んだよ。
『六人の嘘つきな大学生』朝倉秋成

実は先に映画を観たんです。
なので、脳内は美波ちゃんと赤楚君(笑)
映画の方がスリリングでした。
小説だと同時進行だった過去と現在が映画では分けられている。
その方が登場人物への感情移入がしやすかった気がします。
映画を観ているから、あ、この子はあの子ね、とキャラクターを認識できたけれど小説が先だったら何度かページを行き来したかもしれません。
かと言って、小説は小説の良さがありました。
映画の中では語られなかったヒロインのひみつが明かされたり、(確かに映画でわざわざ出すほどのひみつではない)もうひとりの主人公の本当のひみつが明かされたりと、映画とは違う美味しさがありました。
わたしは就活をしたことがないしエリートでもないのでいまいち彼らの焦る気持ちがわからない。
だからなのか、朝井リョウさんの『何者』もつまんなかったもの(個人の感想です)
二十数年間の頑張りが評価される通知表なのかなぁ。
頑張った結果が思ったより評価されなかったりすると自分自身を否定された気持ちになるんだろうか…。
でもさー、就職できたからと言ってそこがゴールじゃないし、その場所が本当に行きたかった場所かなんかわかんないのに、何故にそこまで追い込まれるんだ、若者よ。
シュウカツって入れたら最初に終活が変換されるお年頃ですもの(笑)
わかんないけど、大変なんだってことはよくわかるよ、うん。