高田郁
あまり時代小説を読む方では無いのですが、市井の人の物語は好きです。
大阪から奉公先の女将とともに江戸にやってきた天涯孤独の澪。
淡い恋や友との再会、悲しい別れ、料理への情熱。
下がり眉の孤独な少女が凛々しく逞しい料理人になっていくのを見守るのはとても楽しかった。
全10作品で完結します。
テレ朝とNHKでドラマ化をされてますが、テレ朝はスペシャル、NHKは連ドラでしたが5回くらいだったので、できれば朝のテレビ小説あたりでじっくりじっくりやってほしい。
今度映画化されるそうですが、この長い物語を2時間でやるのはもったいないと思う。
でも、多分観に行くと思うけれど(笑)
この小説の最後には物語に出てきた料理のレシピが乗っています。
これをつまみに日本酒呑んだら楽しい晩酌になりそう。
頑張って準備しようと思えば準備できる材料で調理もシンプルではありますが、下ごしらえ必須。
面倒くさがりの私にはレベルが高い(;´∀`)