五十候
菊花開
きくのはなひらく
菊の花が咲きはじめる頃。
今では可愛らしい色や形の菊が増えてきました。
まんまるのポンポン菊も可愛いし、名前もマムなんて可愛くなってます。
でも、昭和の子供である私にとって、菊と言えば近所のじいさまが趣味で丹精込めて大菊です。
背が高くて顔の大きな菊。
今ではそういう菊もきれいだと思えるようになりましたが、子供の頃は菊よりもダリアとかカーネーションの方が好きでした。
華やかなものへの憧れもありました。
昭和の子供にとって「菊=菊人形=犬神家の一族』でもあったりして(笑)
ちょうど金田一耕助が犬神家を訪問する10月。
久しぶりに読み返してみようかしら。