昨日、『赤毛のアン』を熱く語りました。
今は『アンの青春』を読んでます。
もう、アンとギルバートが仲良く話しているシーンを読むと、なんだかうれしくなっちゃう。
気分は『もう、お前ら付き合っちゃえよ!』ってはやし立てる同級生(笑)
『赤毛のアン』を読んでいるとき、ふと、思い出した小説があって、読み返そうと本棚から出してきました。
高田郁著
『銀二貫』
身寄りのなくなった武家の少年を寒天問屋の主人が引き取り育てていく物語なのです。
武士の子息であった頃の名前を捨て、商人としての名前を与えられ、生活や言葉遣いも一変し、戸惑う少年の成長物語。
主人は厳しくも優しいのだけど、主人であるため、一使用人をひいきにできない。
実際に面倒見ている番頭さんは少年を目の敵にするんですよ。
それでも、少年は持ち前の頑張りで人生を乗り越えていきます。
なんとなく、同じ香りがするでしょ?
何も持っていない子供が、まっすぐに前を向いて生きていくには、たくさんの人の愛が必要だと、この二つの物語が教えてくれます。
そこには血縁である必要なんてありません。
幼く純な魂に愛という水を与える。
与えられる方も、与える方も、なんて豊かなんだろう。
『アンの青春』を読み終えたら、次は『銀二貫』を再読します。
ああ、楽しみ♪
ちなみにこの物語はNHKでドラマ化されてます。
今を時めく林遣都君が主人公の少年を演じたんですって。
観たかったなぁ。可愛かっただろうなぁ。