WOWOWライブで放送された舞台中継の感想を書いています。
自宅待機中なのでハードディスクに貯めている舞台を観ています。
アテネのタイモン
演出:吉田鋼太郎
作 :シェイクスピア
タイモン:吉田鋼太郎
アペマンタス:藤原竜也
アテネの裕福な貴族タイモンが散財しすぎて破産。
友人たちに助けを求めるも、無視。
タイモンの財産を散々食い尽くしてきたのに、見捨てる。
人間不信に陥ったタイモンは森にこもってしまう。
きらびやかな前半。
気持ちいいくらいの散財っぷり。
執事ですら、やばいって思ってるのに、人の話を聞きゃしない。
善意しかない人なんです。
度々哲学者の友人アペマンタスが忠告するんだけど、無視。
で、破産しそうになると、今まで友人と思っていた人たちがさーっと居なくなっていきます。
うんうん、あるよね、こういうこと。
もともと人が良すぎた人です。
裏切られたことにショックを受けて、引きこもっちゃう。
繊細だなー。
でも、現代でもこういうことありますよね。
友人だと思っていた人に裏切られたり、価値観が変わってしまったり。
シェイクスピアの時代から現代まで、人間の愚かさはあんまり変わっていないみたいです。