わたしの部屋
残念ながら、今の私には『わたしの部屋』なんてない。
大人は自分の部屋なんて持てないものです。
子供の頃は、私の部屋があった。
四畳半の和室に兄と使っていた二段ベットを一段にして、勉強机は無く、何故か、こたつ。
本棚とか箪笥とかもないのに、押し入れだけは広くて、でも、ベットがあるから布団を入れる訳でも無く、雑然と漫画や本を置いていた。あ、教科書とかも(笑)
子供なので、インテリアがどうのとか収納がどうのとか、言える訳もなく、ただただ、雑然とした部屋にいた。
結局、せっかくの自分の部屋だったのに、全く愛着のわかないまま、進学の為に18歳でこの部屋を出た。
それから、結婚するまでの5年ほど独り暮らしをした。
この時は部屋を選ぶところからすべて自分で選ぶことが出来た。
それでも、やっぱり上手に部屋を綺麗にしておくことが出来ないまま。
私って片づけられない女だったんだなぁと。
結婚して、相変わらず片付け下手でした。
下手なりに旦那さんの居心地のいい部屋を作ることを頑張りました。
だって、『わたしの部屋』ではなく、『ふたりの部屋』
自分を主体にすると、一歩も歩かず何でも取れることを優先にしてしまいますが(笑)旦那さん主体だと、旦那さんでもわかる収納、旦那さんがくつろげるインテリアを考えます。
その方が、ちゃんとできるから不思議(笑)
表面上は綺麗に片付いた部屋になってますが、私個人の箪笥の中はなかなかのカオス。
片づけられないのは生まれながらなのか、成長しないもんですね。
長い時間をかけて自分達なりの部屋を作ってきました。
まだまだ失敗も多いですが、それはそれで愛着が湧いてます。
これからも、色んなインテリアに挑戦したり、収納方法を工夫したり、ふたりの部屋を育てていきたいなと思います。