十七候
霜止出苗
しもやみてなえいずる
気温が上がり霜が降り無くなるころ。
田植えの準備が始まります。
私の実家はやる気のない兼業農家です。
せっかく畑があるのに、駐車場にしてるし(笑)
お米も作っているけれど、自分たちの食べる分できればいいかな~程度の情熱で作っている。
今年は帰れないけれど、GWの頃に田植えが始まる。
実家に帰った時、お母さんと田んぼの周りを歩くのが日課だった。
用水路で甲羅干しをしている亀を見つけると、石を投げる母。(石は当たりませんがびっくりして逃げるのが楽しいらしい)
それを見て、叱る私。
そんな何でもないことが今年はできないんだなと思うと淋しい。
田んぼに張られた水。
その上を吹く風。
名前も知らない紫の小さな花。
いつも見つからない四つ葉のクローバー。
淋しいなぁ。
淋しい春だなぁ。