風日晴和

毎日楽しく忙しく

妻は夫の三歩下がって。

旦那さんが仕事をやめて、なんだかえらく迷走してました。

すぐに名古屋に行って、賃貸でマンションを借りてどーのこーの。

そこにずっと住むのならまだしも、家を建てる間のつなぎの借り入居だというので、大反対をしていたら、拗ねて機嫌が悪くなって『引っ越しが2回になって面倒なだけじゃないか!』と逆切れされました。

 

あたりめーだよ。

誰が好き好んで短期間に2回も引っ越したいんだよ、わたし達は20代や30代じゃないんだぜ、50代後半の体力無し男に体力無し子。

しかも、収入が無くなるのに、そんな賃貸なんかもったいない!と、優しい言葉で説明。

一旦は納得するのだけど、次の日には賃貸マンションを探している。

魅力的な物件があったら、わたしを説得できるとでも思っているのだろう。

無理だってば!

 

あまりにしつこいので、違う課題を提示。

 

まずは、いま住んでいるこの家がいくらで売れるのかを査定してもらおう!

その査定額によっては、慌てて名古屋に帰らなくてもじっくり家を建てることもできるし、逆に、家を建てるなんてとんでもない値段だったら、さっさと売り飛ばして賃貸を探して引っ越しちゃった方がいい。

それには基準となる『この家の値段』を知る必要があるよ。

と、説得したところ、それもそうだとあっという間に3~4件の不動産屋さんに連絡をして査定に来てもらうことに。

その日から、旦那さんは掃除の鬼になりました。

毎日、掃除機をかけ、毎日拭き掃除をし、ちょっとした不具合を修理し、窓を拭き、網戸を洗う。

いやー。

わたしが家のことをしていた時よりも数倍、いや数十倍うちが綺麗(笑)

 

その甲斐あってか、査定にくる不動産屋さんに築20年とは思えないほどきれいだとリップサービスをしてもらって、ご機嫌。

だいたいの相場がわかり、その相場の値段をもとに次は名古屋で家を建てるための工務店、いくつかに見積もりを立ててもらう予定。

その依頼等々が、次の旦那さんの課題。

 

今は、その工務店を絞るのに夢中。

一昨年、去年とモデルルームを見学に行ったところだけじゃなく、ほかでもいろいろ探しているので収拾がつかないみたい。

でも、それも楽しそうでよかった。

 

もう迷走はしていない。

ゴールはまだ定まっていないけれど、家を新築するのか、中古の一軒家、あるいはマンションにするのかはわからないけれど、無駄な体力と資金の消費だけは免れたみたい。

 

 

やっぱり、妻は夫の三歩下がるって、真理よ。

だって、二人並んでたら一緒に迷うけれど、後ろからだったらいくらでもコントロールできるもの。

あれ?あれってそういう意味でない?(笑)