風日晴和

毎日楽しく忙しく

違う目線で。

先日、薬師丸ひろ子さんのコンサートに行った時に、気になったことがありました。

東京国際フォーラムはとても大きな建物で、バリアフリー化も進んでいます。

コンサート会場になったAホールもエレベーターもちゃんとあって車いすの方も何人かお見えになっていました。

 

介護のお勉強をしたこともあって、今までとは違う目線で見ています。

 

少し前に、ある劇場でチケットのない介護士は入場できないとありました。

当たり前といえば当たり前に感じるかもしれない。

でも、車いすで一人劇場に取り残される不安はどうだろう。

劇場の係の人が客席まで連れて行ってくれるけど、ずっと付いていてくれるわけじゃない。

何かあっても、すぐに助けてくれる人がいないなんて、切なすぎる。

 

今回のコンサートでは場所も広めにとられてて。介護士の方の席もありました。

お聞きしたわけではないので、介護士の分のチケットを購入したかどうかはわかりませんが、車いすの方に寄り添えるような席があってなんかホッとしました。

今回はトイレに行かなかったので、バリアフリー化がされているか確認できなかったけれど、いつか、ちゃんと確認しに行きたいと思います。

 

残念ながら、東京の劇場は歴史が古くほぼバリアフリーがされていません。

もちろん、新しい劇場はちゃんとされているところも多いですが。

やたらとおしゃれ階段があったり、通路が狭かったり、そもそも車いすが劇場に入らなかったり、車いすが入っても介護士が一緒に座れる席が無かったりします。

たくさんの人に劇場に足を運んでほしい。

美しい世界を体感してほしい。

全ての人に劇場の扉は開かれてほしいと思います。

 

去年までの私はそんなこと,考えもしなかったんですけどね(笑)