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観劇記録 Q:A Nitght At The Kabuki

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NODA・MAP23回公演
Q:A Nitght At The Kabuki


12月3日、池袋にある東京芸術劇場 プレイハウスにて、野田秀樹さん演出のお芝居を観てきました。
前回公演はチケットが取れず、涙をのみましたが、今回は取ることが出来ました。
ただ、1枚づつしかとることが出来ず、旦那さんは1階席の前から8列目上手より、、私は2階席の前から二列目真ん中あたりでした。
あまりの席の格差に愕然(笑)

最初、1枚しか取れなかったら私に譲ってくれるって言ってくれてたのに、2枚取れたらニヤッと笑うだけでした。く、悔しい。


でも、結果的には私の席は舞台を俯瞰で観ることはでき、演出を考えると、ある意味、めちゃくちゃいい席でした。
目まぐるしく変わる、人と時間。
観ている側は翻弄されるばかり。
これ、近くで見たら酔うかもしれない。

物語は『もしも、ロミオとジュリエットがあの時生きながらえていたら?』をベースに、平家物語であったり、戦争であったりが、編みこまれていて、ものすごく凝ったレース編みのよう。
その物語に花を添えるのが、『QUEEN』の楽曲。
ただ、私はこの音楽に対しては聞いたことはあるけれど、どんな世界観なのかとかは無知なので、どんな感じで効いているのかがわからなのが残念でした。
もう少し、勉強してくれば良かったなぁ。

感想は、なんというか。
すごかったです。凄いという言葉しか出ない。
根底にはいつもの野田さんのテーマが重くのしかかってくるけれど、若い世代の役者さんが飲み込まれもせずに立ち向かっている様は、すごくよかった。
私は野田さんの書く手紙が大好きなので、お話の中に随所に出てきて、もうそれだけで涙が出てしまう。

舞台を見た直後に書いたメモには、
《一瞬で燃えた恋は、一生の熾火となって燃え続け、命の終わりとともに燃え尽きた》
本当に、初恋に躓くと人生にも躓くんだなぁ。


ただ、物語とは全く関係ない事なのですが、台詞の中にシェイクスピアロミオとジュリエットの台詞そのまま出てきたんですが、その言い回しが所謂シェイクスピアっぽい台詞回しじゃなく、野田さんの台詞回しだったの。
当たり前っちゃー当たり前なのですが、なんか脳内で整理がつかない状態になりました(笑)
だって、過去に野田さんがシェイクスピアのお話を演出した時はちゃんとシェイクスピアのお芝居っぽい台詞回しだったもの。
まぁ、そんなことに違和感を覚える奴は、いないか。


作・演出
野田秀樹

松たか子
上川隆也
志尊淳
広瀬すず
橋本さとし
小松和重
伊勢佳世
羽野晶紀
竹中直人