2011年の3月11日。
あの日を境にディズニーリゾートは運営が休止されました。
観光客のいない舞浜駅は淋しくて淋しくて、閉じられた道に胸が痛くなりしました。
それどころでは無いことは、重々承知の上でしたが、淋しくなる気持ちは仕方がない。
9年経って、また、同じ風景を見ることになってしまいました。
あの時と違って、通勤に使う人もいるのでそこまでがらんとはしていません。
ここまでしか来てはいけませんと区切られているだけ。
これから楽しい世界が待っている!今日を楽しもう!と笑顔が満開の人たちがいないだけ。
ウキウキした気持ちで浮き足だってる人がいないだけ。
友達と、家族と、恋人と、一人であっても。
ウキウキとワクワクに満ちあふれている朝の駅、そんな光景が無いだけ。
それが、どんなに淋しいことなのか。
普通の毎日がどれほど幸せなのかと9年前に思い知ったはずなのに。
一応、15日までの休園となっていますが、もしかしたら、延長するかもしれないし、それは状況次第です。
それどころじゃないのはわかっています。
9年前も、今も。
それでもやっぱり、いや、だからこそ、明るい笑顔を待っている。
普通の毎日を、いつもの毎日を待っている。