四十二候
禾乃登
こくものすなわちみのる
稲が稔る。頃。です。
去年、私の父のお話をしました。
9月に生まれた父はみのり多き人生になるようにと名付けられたと思う。
父の事を思い出す時、一番最初に出てくるのは、酔っ払いでちょっと酒乱。
でも、その後に思い出すのは奥さんの事が大好きで、私の事が大好きでな事。
そんな父が最近、弱音を吐くようになった。
『お父さん、もう疲れた』
ちょっとボケ始めた母の世話を父に任せていいものか。
旦那さんの提案通り、実家の近くに引っ越すべきなのか。
悩ましい。
先日、お友達から聞いた。
お友達の職場の人の旦那様の伯父さまがコロナで急死されたらしい。
その前日に、離婚した伯父様の元奥様がやはりコロナで亡くなっていて、伯父様が無くなった次の日にその息子さんがやっぱりコロナで亡くなったそうだ。
同居していない3人の親子は、ほぼ同時にコロナで急死。
いつ、コロナが大事な人をさらっていくかわからない。
そうならないように、そうさせないように、気をつけてはいるけれど。
色々と悩ましい今日この頃なのです。