7月の読書記録.。
☆塩田武士
罪の声
この物語の中に出てくる事件の頃は、わたしは14歳から15歳頃。
コンビニエンスストアはおろか、スーパーマーケットすら近くにありませんでした。
なので、世の中には子供がすぐに買えるような場所にお菓子って売ってるんだ!と、ちょっと外れた感想を持っていました。
犯人が捕まったわけではないので、本当のところはわかりませんが、小説を読んで『ああ、別に本気で子供に毒を食べさせようと思ってたわけじゃないんだ!会社とか社会とか株価を揺るがすためにやってたんだ!』とこの年齢になって初めて知りました。
そりゃあ、そうだ。
だって、食べないように張り紙してるんだもんな。
その30年後、コンビニエンスストアのお菓子に毒を入れる事件が起きました。
動機は成功者に対する妬みだったのか、詳しくはわかりません。
ただ、そこまでお菓子に執着することのなかった14歳と、遠足のおやつは300円だでと限定されその中から真剣にどんなお菓子にするかを考えてたであろう7歳の少年にはやはり幼いながらに特別な事件だったのかもしれません
☆今邑彩
ルームメイト
ちょうどパソコンが普及し始めたころのお話なので、メールのやり取りが懐かしくて面白い。
当時は最先端だったはずなのになー。
これが手紙とかだったら、逆にノスタルジックなんだけど。
映画化されていますが、『原作』ではなく『原案』確かに全く違う話でした。
☆麻耶雄嵩
隻眼の少女
うーんと、保守的な読者なわたしには納得がいかない(笑)
7月は仕事場の退職者にプレゼントするために物語を書いてました(笑)
内輪受けではありますが、短い物語を3つ、2週間で書くのは思いのほか疲れた。
退職した人には無事に届けることができましたが、感想を聞かなくてもいいので気が楽です、はい。
来月は時間がたっぷりあるのでがっつり読みたいな~。