今期、一番大好きだったドラマと言っても過言ではない。
『石子と羽男ーそんなことで訴えますー?』
すごく、面白かったの。
すごく、大好きだったの。
最終回も、おお!その手があったか!と溜飲を下げたことは間違いない。
でも、ふと、思った。
相手が法で立ち向かえない大物だったら手段を選ばず炎上というリンチにかけていいの?
あの解決の方法だけは違和感が残る。
日本中にいる悪質なポイ捨て常習者すべてが逮捕されその旨が報道されているわけではない。
それなのに、あの投資家は捕まった。
本当の罪を暴けないからほかの罪で逮捕させるの、別件逮捕だよね。
その後、誘導されがちな世論を味方につけて、投資家である彼の牙城を崩す。
正義の名において。
それって、すごく怖い。
もちろん、投資家のあいつがやったことはひどいことだし、たくさんの人がそのせいで罪を犯し生活のすべを奪われ、命まで失っている。
ざまあみろ!正義は勝つんだ!と思わないでもないけれど、でも、それは本当の意味での正義だったんだろうか?
それは私刑ではないの?
とりあえず、あの投資家の暴走を止めるにはそれしか方法はなかったんだよ。
とも思うよ、わかってるよ。
だからといって、あの方法はgoodだったかもしれないけれど、Bestだったんだろうかと、思ってしまう。
法律の名の下で正義の鉄槌を下してほしかった。
罪を暴き罰を与えるのは法と秩序の下でと思うのはわたしが甘い人間だからでしょうか。
大好きなドラマだし、石子ちゃんが弁護士になったところも見たいし、あの投資家があれで終わるとも思っていないので続編、ありますように。