中学生の頃、たのきんトリオが流行してました。トシちゃん派、マッチ派、ヨッちゃん派で分かれてて、でも、アイドル雑誌の切り抜きを分けっこ出来てそれはそれで楽しかった。
その当時ささやかれていた噂。
トシちゃんが一番最初にデビューできたのはJニーさんとそういうことをしたからで、マッチも拒んでいたんだけデビューを餌に押し切られ、ヨッちゃんは最後まで拒否して結局アイドルとしてのデビューはできなかった(彼はザ・グッバイというバンドでのデビュー)
わたしが小学生か中学生くらいの頃のうわさで、もちろん、本当かウソかなんてわかりません。
ただ、その後もいろんな少年たちがJ事務所に入所しきらめくアイドルになっていくのを見てきました。
そして、最近報道されたJ事務所のJニー・喜多川氏の醜聞。
ああ、子どもの頃に聞いたあのまことしやかにささやかれていた噂はあながちデマってわけではないんだ。
もちろん、夢見る少年を食い物にしたJニー・喜多川氏やJ事務所の罪は重い、その前提で。
あのお話の青年は幼少期、使用人に性的虐待を受け、両親からはネグレクトを受けている。
結局、薬物におぼれ、女性におぼれ、死におぼれ、たった27歳で40歳以上に見られるほどの廃人になってしまう。
自分の生殺与奪の権を持っている使用人に、事務所の社長に、小さな子供が、13,4歳の少年がどうして声をあげることができただろう。
本来なら、守るべき親は何をしてたんだ?
先日会見をしていた青年たちは、もしもわたしに子どもがいたらそれくらいだろうなって年頃。
確かに、わたし達の子ども時代には本当かウソかわからないレベルではあっても、『子どもを食い物にする』といううわさはあった。
そんな事務所にどうして自分の子どもを入れることができたんだろう。
子どもの夢のため?
子どもが行きたがったから?
そんな場所だと思わなかった??
未成年の、おとなが守るべき年齢の子どもを預けるのに?
なにひとつ調べることも無く、盲目的に信じたの?
夢見る少年を食い物にしたJニー・喜多川氏やJ事務所の罪は重い。
それを重々承知のうえで、それと同じくらいの罪をその少年たちの親は犯したと思う。
男性アイドルになるにはJ事務所でなくてはいけない時代が確かにあった。
少年の夢はアイドルだったかもしれない。
だからといって、蛇の巣に子どもを放り込むのはやっぱり間違っていると思う。