紅花栄べにばなさかう
紅花の花が咲き乱れる頃。
紅花と言えば『末摘花』
『末摘花』と言えば『源氏物語』
50歳になったら『源氏物語』を自分なりに現代翻訳するんだ!という夢がありました。
なんだろう、若い頃は50歳になるなんてまだまだ先の話だと思っていたし、なったとしても50歳になってればお金もそれなりに貯まっていて、仕事もそんなに頑張らなくてもよくなっているだろうから、自分の時間はたっぷりあってその時間をのんびり趣味に費やそう、そう思ってた。
現実はあっという間に50歳をいくつか過ぎて、お金なんかでんでん貯まってなくて、仕事もそれなりに入れないといけないくて、自分の時間を捻出するのに右往左往している。それではいかんと時間を捻出したらしたで不安になってしまったりとまったくもって心にも懐にも余裕がない。
『源氏物語』の雅な世界に浸るには、この毎日ではそぐわない気がする。
余裕のなさにうんざりしつつも、立ち止まっていない自分をえらいなと思う。名古屋弁でいうところのえらいも含まれるけど(名古屋弁でえらいは疲れるとかきついいう意味)
2024年の大河ドラマは『光る君へ』
紫式部が主人公の平安の世界。
是非とも、そのムーブメントにのって『源氏物語』の原文の本、お安く出版されますように_(祈)