風日晴和

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芒種 腐草為蛍 くされたるくさほたるとなる

芒種

腐草為蛍くされたるくさほたるとなる

腐った草が蛍に姿を変える。

暑さで腐った草が蛍になると思われていたそうです。

 

高校生の頃、『ヴィーナスは海の泡から生まれたんだよ、泡ってことは腐敗しているってこと。腐敗からヴィーナスは生まれたんだよ』と高校時代の先輩に言われたことがあります。

なんの話でそんな中学2年生みたいな会話になったのかは全然覚えてないけれど、30年以上たった今でも覚えているからよっぽど印象的だったんでしょう。

いろんな文献を調べてもそんな記述はないので、先輩のインスピレーションとか想像力から生まれた説だったのかもしれません。

 

先輩はこの『腐草為蛍 くされたるくさほたるとなる』の暦を知っていたのかしら?

それとも、人は腐敗したその先に清廉な世界をみるのでしょうか。