風日晴和

毎日楽しく忙しく

『虎に翼』を見終えて、『カーネーション』を見始める。

朝の連続テレビ小説『虎に翼』を見終えました。

久しぶりに見応えのあるドラマに出会えて、楽しかった。

実は、最初は観る気が無くてスルーしていたんです、でも、土曜日にダイジェスト版をたまたま見て、それが面白くて、日曜日の一挙放送を録画して見始めました。

 

わたしも大好きだったのですが、わたし以上に旦那さんがドハマり。

寅子ちゃんの失敗を恐れず明るく地獄に突き進んでいる姿はいろいろ落ち込んでいた旦那さんには慰めになったかもしれません。

 

寅子ちゃんを演じていた伊藤沙莉さんも魅力的でしたが、他のキャストもすべてが素敵で印象的。

 

猪爪寅子という女性の半生をたった半年130話で語るには時間が少なすぎる。

もっともっと、彼女や彼女の周りの人たちのあれやこれやが観たかった。

 

爽やかに駆け抜けすぎ、かっこよすぎる。

でも、さよーならまたいつか

会える日が来ると嬉しい。

 

 

大好きだった『虎に翼』のナレーションを担当していた尾野真千子さん。

てっきり最終回で登場すると思っていたんですが、出演無しでした。

その尾野真千子さんが主演していたの朝の連続テレビ小説カーネーション』の再放送が始まりました。

 

コシノヒロココシノジュンココシノミチコの母親にしてご自身もファッションデザイナーである小篠綾子さんをモデルにしています。

放送当時、ごくごくたまーに覗いていただけなので、ほぼ初見。

 

その小篠綾子さんは大正2年生まれ、『虎に翼』のモデルになった三淵嘉子さんは大正3年生まれでほぼ同世代になります。

 

小篠さんは岸和田生まれの岸和田育ち、父は呉服問屋の店主で商売人。

かたや、三淵さんはシンガポール生まれの東京育ち。父は進歩的な考えを持つ銀行マン。

 

ドラマの中では寅子は法律家になることを父に後押しされますが、『カーネーション』のヒロインである糸子は従順な女らしさを強要されます。

 

その従順な女らしさを強要するのが、小林薫さん演じる糸子の父、小原善作。

『虎に翼』の時はあんなにリベラルで男女平等を唱えてたのに…(笑)

 

そんな環境の中で、糸子は自分の道を見つけ突き進みます。

寅子は持ち前のタフな明るさで地獄を突き進みました。

糸子はどんな風にその地獄の道を行くのでしょう。

 

同じ時代に弁護士を目指す女性がいた。

同じ時代に自分の夢を叶えようとがむしゃらに生きる女性がいた。

同じ時代にミシンの技術を身につけ、大好きな人と結婚し、満州に渡り、命からがら3人の子どもを連れて帰国した女性がいた。(わたしの祖母)

 

それぞれが、それぞれの人生を、地獄を乗り越えてきたんだ。

教科書にはのらない、市井の人たちにも地獄があって、ドラマがある。

 

女性って、

人って、すごいね。