NHKで放送されていた『今度生まれたら』
内館牧子さんの小説です。
脚本は内館さんではないようです。
内館牧子さんといえば、わたしの若かりし頃放送されていたドラマはなっかなかのドロドロ系でしたね。
好きだったわ~(笑)
そんな内館さんの原作を松坂慶子さん、風間杜夫さん、平田満さんが出演するなんて!
どんな感じかな~と思ったけれど、面白かった!
いろいろ面白いエピソードはあるけれど、一番印象に残ったのが、姉夫婦が離婚するくだりと夏江夫婦の別居のくだり。
姉夫婦は娘が一人いる。
そして、ほかの女性に恋をして家を出た父のことを絶対に許さないという。
夏江には息子が2人いる。
夫が詐欺に引っ掛かり老後の資金を失い家出をする。
どう考えても、父のやったことが悪い、でも、息子たちは父を責めない。
それどころか、そのことを責める母親に気持ち悪いといい、しくじっただけじゃないかと言う。
もしも、姉夫婦の子供に息子がいたら、もう少し父親に寄り添ってくれただろうし、もしも、夏江のところに娘がいたら母親の絶対的な味方をするだろう。
子供たちの性別が原作通りかどうかはわからないけれど、この違いがすごくおもしろかった。
うちの父は若いころからいびきと歯ぎしりがすごい人。
でも、うちの母はそのいびきや歯ぎしりが近くで聞こえないと眠れないんだそうだ。
うちの両親は今度生まれ変わっても一緒になるのかもしれない。