暑中お見舞い申し上げます。
遅れてきた夏が今までの借りを返さんと張り切って猛暑日を量産してますね。
いかがお過ごしでしょうか。
7月の私はフリマアプリに振り回されておりました。
そんな中、読んだ本の少ないこと。
検察側の罪人 上下
火の粉
検察側の罪人は読んだ後に映画も見ました。
小説には小説の、映画には映画のツッコミどころが満載です。
そもそも、主人公の一人である先輩検事の動機が弱い。
ここ、すごく大事だと思うんですよ。
この動機で読者や観客をグッと自分のトコに寄せないと、この物語、成り立たないんじゃね?とツッコミ。
あと、小説と映画、最後は後輩検事が慟哭して終わるんですが、この二つの意味合いが真逆ってどうよ。
なんか、小説と映画のテーマがまったく違う・・・。
個人的には結末は小説の方が好きです。
映画はねー、先輩検事の役の人が若すぎる。
同年代の検事たちを白髪頭にしたり、ちょっと年配風にしてるのに、何故君だけそんなにスタイリッシュなの?
モニター運びながら、ポケットに手を突っ込んでんじゃねーよ!
んで、後輩検事。
童顔で演技で若くしようと頑張っているんだけど、間違っても20代後半から30代前半には見えないんだよ~。
と、消化不良の作品でした。
火の粉
あらーって感じ。
あからさまに怪しいのに、その怪しさをもっと怪しい人の登場で論破され、危うく死にかける一家。
なーんにもしない元裁判官の一家の主。
ほんとうにこいつ、家庭のことはすべて奥さんに任せっきりで、ものごっつう腹の立つおやじなんですが、最後の最後で家族を守るために命かけます。
なんか、こう。
そっか、男の人って最後の最後で命を懸けるために普段は何もしないんだね。
だったら、仕方がないか♡
なんて、思えるはずもなく(笑)
この人は、命を懸ける場面があったから、盛り返したけれど、普通の人はそんな場面に出くわす事ってそうそうないんだから、普段からちゃんとおうちの事をやっとけよーと、思いました(笑)
それにしても、そのおやじの息子もおやじに似てなーんにもしないんだ。
もしかしたら、こいつが一番ヤバい奴かも。
こちらも映画になりましたね。
見てませんが(;´∀`)
物語は、まぁ、いろいろツッコミどころはあるのですが、概ね可愛らしいお話でした。
上の2作と同じ作家さんとは思えない可愛らしさ。
ラストシーンはいいですよー。
可愛さ満載です。
短編集でした~。
8月はもうちょっとがっつり読みたいです。
毎日暑い日が続きますが、水分、塩分、糖分をしっかりとって、夏を乗り切りましょう!