我が家をテリトリーにしている自由猫、えむちゃん。
彼女のママは3匹の仔猫を連れていつの間にやら物置に住んでいた(笑)
猫好きな旦那さんが毛布を入れてやり、猫好きな義父母がお水をあげ、猫好きのわたしがご飯をあげ、仔猫たちはどんどん大きくなっていった。
３匹は性別がわからなかったので、だい・ちゅう・しょうと名づけ遠くから見守ってた。
本来ならすぐに家に迎え入れ保護したかったのですが、我が家にはすでに３匹の猫がいて、その子たちも高齢に差し掛かる年齢だったので躊躇した。仔猫たちは可愛かったけれど、我が猫のことを一番に考えてしまうエゴイスト。
それに何よりも、ママ猫がむちゃくちゃ怖くて仔猫に触るどころか見ることも許さなかった。
その後、ママ猫は新しい恋を見つけ仔猫たちを置き去りにしていなくなり、ママっこだったしょうは行方不明に、だいとちゅうが我が家をテリトリーとして居つくようになった。
さすがにその頃には性別も分かり、だいは男の子、ちゅうは女の子と判明。
それで、おでこの模様がMだったこととあわせて、ちゅうからえむちゃんと名前を変更。
その後、ママ猫が新しい恋の終わりとともに帰ってきて、弟たちを出産し、えむちゃんはママ猫と一緒に弟たちの育ててた。
さすがにこのままではいけないと、ちょっと早いかな？というタイミングだったけれどママ猫とえむちゃんを避妊手術し、だいも去勢手術をした。（だいはすぐに捕獲できましたが、えむちゃんはものすごく大変であちこちばりかかれました）
時は流れ、ママ猫もだいもうちから旅立ち、弟たちも貰われていったり病気で亡くなったり、２匹の弟とえむちゃんだけが我が家に残った。
その頃にはうちの猫たちもすでに天国に居を移していたので、できれば我が家に招き入れたかったのだけど、外の気楽さを知っている彼らはいつの間にやら独り立ちして去っていき、残ったのはえむちゃんだけになった。
そして今も、うちの仔になるように説得は続いている。
っていう壮大なえむちゃんストーリーがあってね。
常々、うちの子になるようにと甘やかし湯たんぽを差し入れちゅーるを毎日献上している、えむちゃんがね。
ねずみを捕ってきたの・・・・。
いや、それはいいのよ、それは。
ネイチャーですもの。
ママ猫は魚を、弟猫は鳥を、捕ってきた。
捕ってきて、うちの玄関の前に置いてたの。
つまり、それっていつもお世話になってます。ピチピチが捕れたから貰ってよ。っていう自由猫あるあるじゃないですか？！
だから、さすがに褒めはしなかったけれど怒りもしなかったのよ、ああ、うちの事を気に入ってくれてるんだな～って。
なのにね、なのに、えむちゃんてば！
そのねずみを自分の寝床の前に置いてたの。
うちの玄関を通り過ぎて！
別にねずみさんが欲しかったわけじゃないのよ、ここは夢と魔法のねずみの城下町ですからね、できれば、獲物はそっちじゃない方がありがたい。
いや、そうじゃなくて。
こんなに愛してるのに、
わたしたちには無いの？？
いや、何度も言うけど、欲しいわけじゃないのよ。
ただ、なんていうの、心意気？付け届け？違うな。でも、そういうの、あってもいいと思うの。
もう長い付き合いなんだから！
と、嘆きながらねずみさんを片付けさせていただきました。
えむちゃんはそれを見て、『なんで動かなくなっちゃったのかな～？？また動かないかな～？』とちょっかいを出して旦那さんに怒られてました。
え、えむちゃ～ん(;'∀')
