中学1年生の夏休み前、『あ、自由研究、縄文時代にしよう』と思い立ち、縄文土器を作ることにした。
で、その相談を社会科の先生にしたら美術科の先生に相談しに行くといいと勧められ、美術科の先生はえらく面白がってくれて、いろいろアドバイスをくれた。
その話を幼馴染のTちゃんにしたら、『わたしも作りたい!』というので、夏休みに彼女の家で作ることに。
わたしは縄文縄文をしたかったので、カップにロープで模様をつけるという簡単なものを作り、凝り性のTちゃんはなんと家!もう、出土したんじゃない?ってくらい立派なやつ。
それを見て、少しは焦ればいいのに『すごいのできたね~』とのん気な感想を述べただけのわたしは、2学期に泣きそうになる(笑)
当たり前だけど、ロープで柄をつけただけの土器もどきと立派な家形埴輪とどっちがちやほや(笑)されるでしょう。答え・家形埴輪(笑)
並べられる悲しさったら、あなた。
美術科の先生にも社会科の先生にも褒められ、市の自由研究のコンクールに出品することになったTちゃんに作品。
わたしも土器にこだわらず、こんなん↓作ってたらもっとちやほや(笑)されてたのにな~と、思ったり思わなかったり。↓
そして、時が過ぎ、中学1年生が終わりを迎える頃、美術科の先生と社会科の先生が結婚すると発表があった。
そのニュースを教えてくれたのは、当時その社会科の先生にほんのり恋心を抱いていたMちゃん。
『夏休みの宿題で、朱夏達、埴輪作ったでしょ。それがきっかけらしいよ』と淋しそう。
どうも、社会科の先生はもともと美術科の先生を憎からず思っていて、話しかけるきっかけが欲しかったらしい、そこにやってきたわたしの相談事を美術科の先生にぶん投げたところから交際が始まったそうな。
思わぬところで、恋のキューピットになっていた、わたし。
その代わり、Mちゃんの恋はぶち壊して、ほんのり睨まれたけれど(笑)
自由研究というとこの2つのエピソードを思い出す。
発想はいいのに詰めが甘くちやほや(笑)され損ねた事と大人の恋のスピードの速さに驚いたこと。
懐かしい自由研究の思い出(笑)