風日晴和

毎日楽しく忙しく

夢だけは盛り盛り

3年後、引っ越す。

今度こそ、終の棲家になる予定。

1軒目はマンション。内装をちょこっとだけ自分好みにできた。おおむね満足。

2軒目は建売の一軒家。まだ建ってなかったので、制約はあったけれど自分の好みを反映してもらった。

今回は3軒目。

1軒目、2軒目のいいところと残念だったところのすべてを糧にして満足の家を建ててみせる。

 

外回りは、なぜか旦那さんがせっせと増やしているローズマリーをぐるっと植えよう。

ご近所さんに『ローズマリーの家』って言われるくらいに。

海抜0mなので、棟上げをする。

玄関へは階段で上がるようになってしまう。

でも、その横にスロープをつくり、そのままリビングにつながるテラスに行けるようにする。

もしも、義母やうちの両親が車いすになっても、車いすのまま家に入れる。

もちろん、テラスとリビングはバリアフリー

テラスにはわたしが育てている多肉植物のワゴンがあって、アボカドと檸檬の木の植木鉢があるの。

籐で編んだソファを置いて、お茶を飲むんだ。

リビングは車いすがらくらく移動できるくらいの広さ。

大きいダイニングテーブルで義母と両親と旦那さんとわたしで食事をする。

キッチンはそんなに広くなくていい。収納も多くなくていい。

年寄りの家だからね、あんまりモノを置かないのさ。

でも、冷蔵庫は大きいのがいい。

だって、うちの横には畑があって、そこで収穫出来た野菜を保存しなくちゃいけないからね(笑)

 

テラスは日当たりが良くて、縁側みたい。

目の前はわたし達が丹精した畑。枇杷の木や柿の木は地植えする。枇杷の実がたわわに実るのを楽しみに。

もちろん、コンポストと雨水を貯める装置も設置。ついでに太陽光発電も。

バリアフリーで、環境に考慮した家づくり。

わお!最高。

 

1階は玄関近くに義母の部屋と洗面台とトイレ、ウォークインクローゼット。並びに家事室とパントリーがあって、ダイニングキッチン、リビングと6畳くらいの和室。

その奥にお風呂と脱衣所とトイレと物干し用のテラス。

お風呂に窓を作るかどうか、考え中。

星を見ながらお風呂に入りたい気もするし、やっぱり掃除も大変な気もするし。

 

2階に上がる階段はスロープのように緩く長く。

ゆっくり上りながら、壁には義父の形見である池原昭治さんの武甲山の絵、大好きな渡辺あきおさんの猫の絵を堪能できるギャラリーのような階段。

2階はわたしとだんなさんの部屋。

大きめの部屋に3つに区切って真ん中にふたり用のリビング。その両隣にひとりひとりの寝室。

離れはするけれど、壁では区切らない。

近くて遠い、遠くて近い距離感。

もちろん、2階にもトイレ。

そして、もう一部屋作って、そこをねこさんの部屋にする。

子どものいないわたし達がこの年齢でねこさんを迎えるのは現実的ではないし、無責任だと自覚しているので、これは夢で盛り盛り盛っているだけだけど。

もしも、叶うなら。

保護が必要なねこさんが安心して眠ってご飯を食べる清潔な場所を提供したい。

もちろん、えむちゃんも。

 

現実はそうそう甘くないのはわかっている。

でも、夢くらい見たっていいじゃない。

夢は大きく果てしなく。

盛って盛って、盛りまくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

今週のお題「盛り」