母です。
今年のお正月で78歳になりました。
物忘れがひどいので家族から認知症を疑われましたが、28年前からの主治医の先生に相談したところ、『3か月に1回の通院の日を忘れずに来られる人は認知症とは言いません』と、言われホッとしたのが1年ほど前。
ただ、ちゃんと調べたわけでもないのに、そんな風に言い切っていいの?治療するなら早めの方がいいんじゃないの?と疑心暗鬼になっていたのも事実。
今年、数日間を一緒に過ごしてみて、わかったことがあります。
確かに母は加齢による物忘れは激しいけれど、大丈夫かもしれない。
それは、母がしっかりしてきたというわけではなく、私の見方が変わったからだと思う。
先入観で母の認知症を疑っていたけれど、ちゃんと観察してみると、母は母なりにルールに従って動いている。
そのルールを理解してあげる前に、怒っていた自分に反省。
多分、私の見方を変えることが出来たのは、初任者研修を受けているからだと思う。
年を取ったらできなくなって当たり前。
そんな簡単なことを気が付くのに、ちょっと時間が掛ってしまった。
出来なくなったことを嘆くんじゃなく、出来ることを長くできるようにバックアップする。私のやるべきことは、これなのにね。
ごめんね、いつも頭ごなしに怒ってばかりで。
お母さんと一緒にお買い物に行く。
ゆっくりと、おしゃべりしながら。
あと何回こうやって、一緒に買い物に行けるかわからないけれど、のんびり行こうね、これからは。