風日晴和

毎日楽しく忙しく

こんな本読んだよ。『十五少年漂流記』『蠅の王』『東京島』

こんな本読んだよ。

ジュール・ヴェルヌ

十五少年漂流記

ゴールディング

『蠅の王』

桐野夏生

東京島

 

いわゆる漂流ものが読みたくてこの3冊をチョイス。

東京島』と『蠅の王』を再読した後に『十五少年漂流記』を読む。

完全に順番をミスった(笑)

なんというか、『蠅の王』はその窮地に子どもながらも立ち向かおうとするんだけれど、経験の無さとか未熟さがピュアな部分を蝕んでいく。

東京島』は最初っからえげつなく、ダメな人ばかり出てくる。

でも、そこが人間らしい。

 

無人島に漂着するという極限状態にあって、ちゃんとするなんて無理だよ!!!!

 

と、その無理と無茶を実行するのが、『十五少年漂流記』。

そりゃ、いろいろ誤解や諍いや過ちはあります。

でも、最終的にはみんなで力を合わせて、大いなる敵に立ち向かい生還するんだ。

ありえねー。

誰一人闇落ちしないんだぜ。

闇落ちしかけても、ちゃんと気が付いてくれる人がいて、引き上げてくれるんだもの。

ありえねー。

そんなに素晴らしい子供たちなのに、(そういう時代だから仕方がないのだけど)差別はするんだよ。

誰よりも知識が豊富で、誰よりも冷静で、誰よりも思慮深い青年には選挙権がない。

国と言う後ろ盾がない状況ですら、その国の常識を持ってくる正義面したガキどもに、終始イライラ(笑)

イギリスの少年たちはそんなに偉いんか!!!

 

多分、先に読んでいれば『少年たち、頑張ったね!』って楽しく読めたと思うのに。

そういう意味で、順番は大事です(笑)