風日晴和

毎日楽しく忙しく

こんな本読んだよ。『オーデュボンの祈り』 伊坂幸太郎

こんな本読んだよ。

『オーデュボンの祈り』 伊坂幸太郎

 

映画は好きだけど、小説は好きになれない伊坂幸太郎氏の作品。

だったら読まなきゃいいのに!と思いつつ、いや、いつか、その良さに気が付くはずと手に取ってしまう不思議(笑)

 

村上春樹氏も好きじゃなかったもんなー。

最近だもんなー。面白いって思うようになったのは…。

 

と、いう訳で、『オーデュボンの祈り』です。

 

なんというか、面白かった。

ドハマりして、次から次へとページをめくるって感じでは無かったけれど、でも、途中で読むのをやめたくなることも無く、多分、こういうオチなんだろうなーというラストシーンに向けて緩やかなローラーコースターに乗っているように連れていかれました。

どこかで急降下することも急上昇することもない、緩やかに。

 

デビュー作なんだそうです。

高校時代、新しい作家さんの本を読むときは、その時話題の新刊では無くデビュー作を読むようにしてました。

ここで、自分好みか否かをジャッジして、好みじゃなかったらその時話題の新刊を読むことはなく、好みだったらその新刊を読み、それから第2作、第3作と順々に読んでいく・・・という自分ルールがあったんです。

 

いまさらながら、このルールを適用してみようと思えました。

ここから、順々に。

そしたら、もしかしたら、好きになれるかもしれない。

全ての作品は無理かもしれないけれど、いつか、ドハマりしてページをめくる指が止まらない作品に出会えるかもしれない。あるいは、その感性が磨かれるかもしれない。

それは100年より早くくるかどうか、優午にもわかるまい。