風日晴和

毎日楽しく忙しく

6月の想い出話し。

6月になりました。

 

今年の梅雨はどんな感じでしょうね。

 

6月は近しい人や大好きなドナちゃんのお誕生日月です。

お祝いのカードを贈ったり、いつもだったら、仕事を休んでドナちゃんにおめでとうのハグをしに行きます(今年は諸事情で年パスお休み)

今年は5月に行っちゃいましたが、大好きな枇杷もシーズンが6月なので、毎年の楽しみでもあります。

そんな素敵な月なのですが、個人的な理由で6月は切ない月です。

 

7年前と5年前の6月に愛猫が私たちのもとから去っていきました。

5年前に去った兄猫は、旦那さんのことが大好きで大好きで大好きな仔でした。

7年前に去った弟猫は、兄猫が大好きで大好きで大好きで大好きなのに、仲が悪かった姉猫の後を追っていってしまいました。

 

私は、猫は皆、抱っこが好きなんだと思ってました。

病院に行くのも、キャリーに入るのも、全然平気なんだって。

爪を切る時、抱っこされて、はい、前足終わったよーって言ったら後ろ足を出すものだと思ってました。

うちの仔たちは、3匹ともそういう仔だったから。

 

でも、よくよく聞いてみると、そんな仔ばかりじゃないんだそうですね。

抱っこはおろか、触れるのも嫌いな猫ちゃんもいるんだそうです。

 

すごくびっくりして、思い返してみました。

 

やっぱり、うちの仔たちは抱っこが好きだったなぁ。

特に上に2匹は一度抱っこしたら、降ろすまでしがみついてた。

 

でも、ふと。

弟猫はどうだったんだろう。

多分、捨て猫出身の彼。

車に轢かれたらしく、後ろ足が伸ばせなくなっていた。

保護しようとしたら不自由な足で逃げようとしたくせに、抱っこした途端、盛大に喉を鳴らし始めた彼。

 

あの頃は、猫は抱っこが好きなもの、と思い込んでいたから気にしていなかったけれど、もしかしたら、本当は嫌いだけれど、兄猫や姉猫が抱っこされているし、嫌だけど、我慢しなくちゃいけないんだ!って思ってたんじゃないかな。

 

もう、確認できないのに、6月になるといつもいつも、そう思って切なくなります。

あの仔たちにとって、私はいい飼い主だったのかな。

幸せだったのかな。

もっと、もっと、愛してあげたかったな。

あの仔たちがくれた愛情以上に、私はあの仔たちを愛してあげられたのかな。

 

 

私は虹の橋を信じてません。

でも、ある日、夢を見ました。

海の近くの桟橋で、何故か、神社のような場所があって、手水鉢があり、その中に美しい黒曜石が清水に洗われていました。

その美しく、清らな場所で、何の脈絡もなく、

『ああ、あの仔たちはこんなに美しく清らかな場所にいるんだ』と思って、夢の中で泣いていました。

 

人にはそれぞれの、虹の橋があるんですね。

 

私も必ずその場所に行って、あの仔たちに再び会います。

その時はもちろん、抱っこが嫌いだろうが何だろうが、かまいません。

抱っこして、抱っこして、もう2度と離さない。

 

迷惑かもしれないけど(笑)