わたしが初めて読んだSFはこちら↓
新井素子さんの『…絶句』
↑で読み始めたきっかけを書いてます。
当時の中学生だったわたしの知る限りのSFって、日本が沈没したり、学園が狙われたり、時間を駆けちゃったりしてました。
そして、そのほとんどが書いているのがおっちゃんだったんですよね。
もちろん、そのおっちゃん先生たちもジュブナイルを書いてくれてたんですが、女子がときめく作品て少なかったように思います。
でも、この『…絶句』の中にはときめきとワクワクが詰まっていました。
小説家志望の女の子の部屋に突然現れる自作の小説のキャラクターたち。
むちゃくちゃハンサムだったり、恋に落ちてしまう美人だったり、すっごく可愛い美少年だったりと、想像するだけでも目の保養になる。
動物たちの起こす革命に、宇宙からの船。
猫がおしゃべりをして、ライオンと仲良くなって。
あるわけないけれど、あったらいいな、面白いのにな。
壮大なスペースファンタジーでも、未来的なサイエンスフィクションでもない、ありえないんだけどあるかもしれないすこし不思議が散りばめられている物語。
新装版の『…絶句』も可愛いけれど、やっぱりわたしは吾妻ひでおさんのこの表紙が好き♡
そして、おばちゃんになった今はむかし敬遠していたおっちゃんの本も読み始めました。
だって、版が最近だと字が大きいんだもん。ありがとう、出版社!字を大きく読みやすくしてくれて!